2008年 11月 27日
ナポレオンを殺したい
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レベッカ・ブラウン『私たちがやったこと』
が文庫になっていたので読了、涙している。
新潮のものは柴田元幸訳だが、1999年に出た
野中柊訳で伊藤桂司が挿絵を担当している
『お馬鹿さんなふたり』(光琳社)が欲しい。
誕生日にねだって買ってくれる恋人がいる
あなたは、その人を大切にして下さい。
私は本当に、ある時期の雑誌Oliveを愛していて、
とてもとても素晴らしい思い出がたくさんある。
積み上げたビスケットに垂らした蜂蜜の写真と
山田詠美のコメントとか、
プチ・バトーのTシャツと巻き毛のモデルとか、
一番かわいかった時期のヒナノとか、
地方では買えないアルバムレビューとか。
レベッカ・ブラウンの『汗の贈り物』全文が掲載
されたのはいつだったろう…?
なんて素晴らしい特集なんだ、と震えたことを思い出す。
あの時代、雑誌で、あの話を読ませてくれた
企画編集者に、私は今でもお礼を言いたい。
私の感動は、現在も続いている。
何のきっかけでも良いけど、
人がその本を選んで読むってすごい奇跡だなと
思うことがよくある。
まあ、音楽も映画も漫画もスロットもそうだけど。
よく本を貸してくれる友人がいるあなた、どうか
大事にしてあげてください。
その本がずっと心に残る本になったのなら、なおの奇跡だ。
『私たちがやったこと』の原題は、Folie a Deux。
柴田氏も衝撃を受けた出だしの、訳は以下の通り。
「安全のために、私たちはあなたの目をつぶして
私の耳の中を焼くことに合意した」
by iwafuchimisao
| 2008-11-27 16:52

