2011年 10月 04日
「おまえなんかまだいいわい!!」
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立川のオリオンパピルスさんで、活版印刷でしおりを作る催しが行われてましたよ。
樹脂版なのに活版を名乗る簡易的な印刷も多い中(凸版印刷)、今回は活版雑貨を製作するLUFTKATZEさん主催の、一文字一文字活字を拾って組み合わせて版をつくる本格的ワークショップ。でもきっと、今って活版ワークショップに参加したことのある人ってすごく多いと思うのね。それだけ、この印刷技術を美しいと思う人が増えているのは興味深い。

五号かな(10.5pt)と二号かな(21pt)から文字通り、「活字を拾っていく」。いろはにほへと順に並んでいるのは古来からのしきたり。

活版が美しいのは、組んだ後のこの様だと思うの…。アキスペースもクワタで埋めていきます。


アダナ印刷機Adana-21Jかな?
私、自分が子供だなあと思うのが、今回みたいに刷り色を参加者最年少の小学生の女の子の一存で決められてしまったときに、ちょっとアレって思ったりするところ…。
私は「つるピカハゲ丸」(今の子は知らんよ!!)のマンガから、「おまえなんかまだいいわい!!」という台詞をしおりにしましたよ。。。心に沁みますね。

「!!」のところを2号サイズにしてアクセントをつけましてん。上下の刷り位置を変えるだけでも印象がだいぶ異なるのは面白いですね。
全角文字に対しての二分(50%)、四分(25%)、という言い方は未だにInDesignの文字組みアキ量設定の画面などで見ますね。私も初めてデザイン事務所でバイトしたときに「そこ二分四分アキで!!」とか言われて全く意味がわからなくて涙した覚えが(つまり文字アキ75%ってことですね)。ただ実際には75%もアケてしまうとほぼ全角アキに見えてしまうとのことで、活版の実質作業上では2/3、66%アキの活版を作っていれていたようです(実作業を知らない昔の(指示だけ出してた)編集者などは「そんなはずはない!!」とか憤慨されるようですが…)。

一番左が四号二分四分アキで組んだ「なにぬねの」。LUFTKATZEさんの活字ミホンカードは購入もできますよ。
昔は、いかに圧し後を残さず(いわゆるオフセットのように)見せるかに苦心していたようですが、現代ではぼこぼこした手触りが好まれるようで、圧も強めに印刷するみたいですね。
ところで舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる。』ハードカバー単行本(2004年)は、本文を樹脂版に起こして凸版刷りをしているの。初めて読んだときにはその手触り込みでうわわわわわってなったけど、当時はあまりそういうことや、前半と後半(『ドリルホール・イン・マイ・ブレイン』)で本文用紙がホワイトバルキーからクリームバルキーに変わっていることとかは話題にならなかったよね……。
(ちなみに一年後に刊行された西尾維新の『ニンギョウがニンギョウ』でもレトロな雰囲気を出すのに樹脂凸版での印刷が使われてましたね。もちろんフォントディレクションはどちらも紺野慎一氏)
身近なところで使用例を探してみるのも楽しいかもしれない。
ワークショップって、参加した後いかにその体験を自分の生活や思考に着地させるか(もしくはさせないようにするか)が大切だと思うのです。
樹脂版なのに活版を名乗る簡易的な印刷も多い中(凸版印刷)、今回は活版雑貨を製作するLUFTKATZEさん主催の、一文字一文字活字を拾って組み合わせて版をつくる本格的ワークショップ。でもきっと、今って活版ワークショップに参加したことのある人ってすごく多いと思うのね。それだけ、この印刷技術を美しいと思う人が増えているのは興味深い。

五号かな(10.5pt)と二号かな(21pt)から文字通り、「活字を拾っていく」。いろはにほへと順に並んでいるのは古来からのしきたり。

活版が美しいのは、組んだ後のこの様だと思うの…。アキスペースもクワタで埋めていきます。


アダナ印刷機Adana-21Jかな?
私、自分が子供だなあと思うのが、今回みたいに刷り色を参加者最年少の小学生の女の子の一存で決められてしまったときに、ちょっとアレって思ったりするところ…。
私は「つるピカハゲ丸」(今の子は知らんよ!!)のマンガから、「おまえなんかまだいいわい!!」という台詞をしおりにしましたよ。。。心に沁みますね。

「!!」のところを2号サイズにしてアクセントをつけましてん。上下の刷り位置を変えるだけでも印象がだいぶ異なるのは面白いですね。
全角文字に対しての二分(50%)、四分(25%)、という言い方は未だにInDesignの文字組みアキ量設定の画面などで見ますね。私も初めてデザイン事務所でバイトしたときに「そこ二分四分アキで!!」とか言われて全く意味がわからなくて涙した覚えが(つまり文字アキ75%ってことですね)。ただ実際には75%もアケてしまうとほぼ全角アキに見えてしまうとのことで、活版の実質作業上では2/3、66%アキの活版を作っていれていたようです(実作業を知らない昔の(指示だけ出してた)編集者などは「そんなはずはない!!」とか憤慨されるようですが…)。

一番左が四号二分四分アキで組んだ「なにぬねの」。LUFTKATZEさんの活字ミホンカードは購入もできますよ。
昔は、いかに圧し後を残さず(いわゆるオフセットのように)見せるかに苦心していたようですが、現代ではぼこぼこした手触りが好まれるようで、圧も強めに印刷するみたいですね。
ところで舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる。』ハードカバー単行本(2004年)は、本文を樹脂版に起こして凸版刷りをしているの。初めて読んだときにはその手触り込みでうわわわわわってなったけど、当時はあまりそういうことや、前半と後半(『ドリルホール・イン・マイ・ブレイン』)で本文用紙がホワイトバルキーからクリームバルキーに変わっていることとかは話題にならなかったよね……。
(ちなみに一年後に刊行された西尾維新の『ニンギョウがニンギョウ』でもレトロな雰囲気を出すのに樹脂凸版での印刷が使われてましたね。もちろんフォントディレクションはどちらも紺野慎一氏)
身近なところで使用例を探してみるのも楽しいかもしれない。
ワークショップって、参加した後いかにその体験を自分の生活や思考に着地させるか(もしくはさせないようにするか)が大切だと思うのです。
by iwafuchimisao
| 2011-10-04 05:27
| BLOG

