2010年 07月 06日
I Think I Can
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夕暮れなのか朝焼けなのか分からない、あのぼんやりした光が起こす混乱を、トワイライト・コンフュージョンと名づけようと言った人がいた。

朝方、プロジェクターで部屋の壁に映しだされた東京の風景をぼんやりみている間に、池澤夏樹の『スティル・ライフ』を思い出していた。というより、「ぼく」のもとにふらりとやってきた佐々井が見せるスライドの数々のことを。吊したシーツに映し出される大量の山の写真、川の写真、地形の写真……
「選別してはいけないんだ。……そうするうちに個々の山は消えて、抽象化された山のエッセンスが残る」
「おもしろいだろ。写真というのは意味がなくてもおもしろい。一つの山がその山の形をしているだけで、見るに値する」(池澤夏樹『スティル・ライフ』)
最近ある紳士から譲り受けた1970年代の工作舎の雑誌『遊』の特集でも、「相似律」に焦点を当てた特集号が面白かった。連想と類似、観相学の凱歌のために、というサブタイトルがついている1001号。これも複写をとって全部スライドにして見ても素敵だろうな。なんにも考えずに頭炭酸状態で見たい。
「…ただし、あらかじめ注意しておきたいのは、このような系類表が何ら「システム」を求めようとはしていないという一件だ」(巻末の松岡正剛氏のホモロジック・エッセイより)


朝方、プロジェクターで部屋の壁に映しだされた東京の風景をぼんやりみている間に、池澤夏樹の『スティル・ライフ』を思い出していた。というより、「ぼく」のもとにふらりとやってきた佐々井が見せるスライドの数々のことを。吊したシーツに映し出される大量の山の写真、川の写真、地形の写真……
「選別してはいけないんだ。……そうするうちに個々の山は消えて、抽象化された山のエッセンスが残る」
「おもしろいだろ。写真というのは意味がなくてもおもしろい。一つの山がその山の形をしているだけで、見るに値する」(池澤夏樹『スティル・ライフ』)
最近ある紳士から譲り受けた1970年代の工作舎の雑誌『遊』の特集でも、「相似律」に焦点を当てた特集号が面白かった。連想と類似、観相学の凱歌のために、というサブタイトルがついている1001号。これも複写をとって全部スライドにして見ても素敵だろうな。なんにも考えずに頭炭酸状態で見たい。
「…ただし、あらかじめ注意しておきたいのは、このような系類表が何ら「システム」を求めようとはしていないという一件だ」(巻末の松岡正剛氏のホモロジック・エッセイより)

by iwafuchimisao
| 2010-07-06 05:31
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