2009年 02月 26日
村上春樹氏の卵
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大層スタイルの良い、ワイン好きの女性が
あるパーティで出会うシーンを思い出す。
村上春樹の短編だ。
お互いがお互いを「仕立ての良い人間」と
感じ、二人はある種の錯覚に落ちる…とかいう
内容だったと思うけど、タイトルも詳細もあやふやだ。
ともかくどうも自分などは、村上氏の描く男性には
少なからず劣等感を抱いてしまい、
「ああ…私は春樹のお眼鏡にかなう人間にはなれないわ…」
としょんぼりするのが常だ。
村上春樹氏の「エルサレム賞受賞」については
賛否両論、それこそネットには様々な意見がある。
スピーチの全文訳も掲載され出し、
なんというか皆さん一読された方が良いと思うけど、
旧来のメディアでは全然見かけないなあ…。
スピーチ全文和訳Ver.1.2 しあわせのかたち
http://d.hatena.ne.jp/sho_ta/20090218/1234913290
そして、
ジャーナリストの広河隆一氏のことば。
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/113693515.html
村上氏の言葉は大層シンプルで、彼の小説同様、
心が大きく震えるものだけど、
冒頭と同じ理由で、どこかかっこ良すぎやしないかと不安にもなる。
広河氏は受賞すべきではない、と言っている。
同じ平和を願っているふたりだけど、
それぞれがきちんと
自分の世界と垂直に
向き合っているのだなあと
感じた。
こういう大人達の姿勢は、多くの若者にも伝わると良いと思う。
by iwafuchimisao
| 2009-02-26 02:16
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