2009年 02月 19日
キム・ギドクの悲夢には日本人も出てるよ
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キム・ギドクという韓国の映画監督は、多分
向井秀徳さんが何かの折におすすめしていたと記憶している。
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2月16日
キム・ギドク「絶対の愛」の試写をザギンで見る。
ギドク監督の映画は、周りから絶対にクるから見た方がいいと言われ続けていたが、
いまだ体験できないでいた。
よってえらく期待して見たのだが、これがもう、情念がムキダシていてスゴかった。
イヤ、すごかった。
---------------(2007年「向井秀徳日記」より)
2007年3月~5月くらいに渋谷ユーロスペースで行われていた
「ギドクマンダラ」「スーパーギドクマンダラ」(どちらも
ギドクの過去の作品が一挙に公開されるイベント)は、
彼の受賞歴からすると動員数が少なかったのでは…という
印象だった(混んでましたけど!)
本国よりもむしろヨーロッパでの評価が高いギドクの映画は、
(とはいえ安眠剤映像ではない)どれも
ぎゅんぎゅん来る感じ。ごめん他にうまい言葉が見つからん。
ウィキペディアによれば、
「ギドク本人は逆に韓国映画界のレベルの低さを憂えており、
映画『グエムル-漢江の怪物-』のような作品がヒットし、全国の
スクリーンを独占している状況は悲しむべきことだと発言」
したことが原因で、韓国マスコミからひどく叩かれたとのこと。
これはすごく良い話ですね。
また随分ひっそりと新作「悲夢」を公開してるらしいので、
興味がある人はぜひ。レイトショーもやってるよ。
私は今日見に行こうかな。
(写真は内容と全く関係ありません)
by iwafuchimisao
| 2009-02-19 09:28
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