2009年 02月 05日
みんなが好きな、消えていくものたちのこと
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こんな時代なので、紙の流通に関していえば、
紙屋さんも極力在庫を持たないようにしている。
ちょっと変わった紙とか、特殊な紙はまず大量ストックはない。
エンボスがかかった紙なんかは
発注を受けてから醸造するくらいだ。
地方にある製紙工場も閉鎖が相次ぎ、廃盤になる紙も
とても多くなっている。
これがどういうことになるかというと、
まずデザイナーが商業用途(規模にもよるけど)
で使用できる紙の種類がどんどん減っていくということ。
書籍カバーに使用する紙でいうと、重版が出た時に
すぐ刷れない(紙がない)のでは、
読みたい人の手にすぐ届かないのでは、
どうしようもない、ということで、
あらかじめ使用できる紙が限られてきてしまう、ということ。
なんだか切ないわ。
次の紙ができるまで、待てない市場。
来年度くらいから、今度は原油安の影響を受けて
紙が安くなると予想されているけれど、一度縮小した
選択肢が増えるまでには至らないのではないかしら。
そもそも紙メディアがどんどん貴重になってきている今、
どこまで挽回できるのかしら。
さて、今人気の脳科学者、茂木健一郎さんの
「脳と仮想」という2004年に新潮社から刊行された
単行本の装幀を覚えている方はいるだろうか。

熱をかけてエンボスを押すと紙地が透明になるという
特殊な紙「パチカ」を使用し、タイトル部に
カバーの下の表紙のオレンジ色を透過させて色を見せたという
凝ったつくりだったけど、この「パチカ」、印刷時の
紙粉飛び(粉が出る)がひどくて全く機械が回せなかったと聞く。
重版以降は、「初版の見え方を模した」デザインで、通常の印刷に
変わってしまってた。
今では「パチカ」は結婚式の招待状カードくらいでしか
見ないんですけど、いつか技術が進歩して、輪転機でがんがん刷れる
紙として生まれ変わるといいなあーと思ってる。
こんな風に紙市場が縮小してきてると、技術開発とかもほったらかし気味に
なったりするのかな。
単行本初版を持ってる方はお大事に。
7日のもじもじカフェですが、若干人数に余裕がある模様。
興味がある方はぜひ連絡してみては?
「国民印刷機プリントゴッコの30年」
紙屋さんも極力在庫を持たないようにしている。
ちょっと変わった紙とか、特殊な紙はまず大量ストックはない。
エンボスがかかった紙なんかは
発注を受けてから醸造するくらいだ。
地方にある製紙工場も閉鎖が相次ぎ、廃盤になる紙も
とても多くなっている。
これがどういうことになるかというと、
まずデザイナーが商業用途(規模にもよるけど)
で使用できる紙の種類がどんどん減っていくということ。
書籍カバーに使用する紙でいうと、重版が出た時に
すぐ刷れない(紙がない)のでは、
読みたい人の手にすぐ届かないのでは、
どうしようもない、ということで、
あらかじめ使用できる紙が限られてきてしまう、ということ。
なんだか切ないわ。
次の紙ができるまで、待てない市場。
来年度くらいから、今度は原油安の影響を受けて
紙が安くなると予想されているけれど、一度縮小した
選択肢が増えるまでには至らないのではないかしら。
そもそも紙メディアがどんどん貴重になってきている今、
どこまで挽回できるのかしら。
さて、今人気の脳科学者、茂木健一郎さんの
「脳と仮想」という2004年に新潮社から刊行された
単行本の装幀を覚えている方はいるだろうか。

熱をかけてエンボスを押すと紙地が透明になるという
特殊な紙「パチカ」を使用し、タイトル部に
カバーの下の表紙のオレンジ色を透過させて色を見せたという
凝ったつくりだったけど、この「パチカ」、印刷時の
紙粉飛び(粉が出る)がひどくて全く機械が回せなかったと聞く。
重版以降は、「初版の見え方を模した」デザインで、通常の印刷に
変わってしまってた。
今では「パチカ」は結婚式の招待状カードくらいでしか
見ないんですけど、いつか技術が進歩して、輪転機でがんがん刷れる
紙として生まれ変わるといいなあーと思ってる。
こんな風に紙市場が縮小してきてると、技術開発とかもほったらかし気味に
なったりするのかな。
単行本初版を持ってる方はお大事に。
7日のもじもじカフェですが、若干人数に余裕がある模様。
興味がある方はぜひ連絡してみては?
「国民印刷機プリントゴッコの30年」
by iwafuchimisao
| 2009-02-05 11:54

